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想い出の地2015年03月22日 00時33分26秒

グーグルMAPを見ていたら、浜頓別の”北オホーツク荘”何時のまにか消えていました。20年ほど前、再訪した時はまだ健在でしたが、老朽化による取り壊しとか、仕方ないですね。
鉄道も 傍らでチェーンを巻いた陸橋も、とっくの昔に消えてます。

35年ほど前になりますか、11月始めだったと思いますが、緯度が高いせいか 冬は暗くなるのが早く、先を急ぐ道すがら 箒の様に猛烈な雪がフロントガラスに叩き付け、ライトを点けても消しても前方が見えないのです。
冬用ワイパーも全く役立たず、自分の車のボンネットも見えなくなる様な、もの凄い雪の中、マフラーをグルグル巻きにして 窓から首を出し、ただただ上にある 道路の境界の矢印を目安に、オホーツク国道をひたすら北へ走らせておりました。
もちろん、人家なんて全く有りませんし、自分の車の明かり以外、全く灯りがありません。深々と降り続ける雪以外、全く音の無い世界なのです。前後は勿論、対向車も全くありません。
後で調べたら、夜は除雪しない道路だったのです。当時、道内には道路除雪MAPと云うのがあって、昼夜、昼のみ、豪雪時通行止めと予め決められているのです。

止まったら最後、即遭難の危険があります。瞬く間に雪に埋もれてしまい、発進不能になります。
やっとの思いでたどり着き、前方に灯りが見えたのが浜頓別駅南の陸橋の灯りだったのです。

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